自分の環境を捉え変えてみる

僕はいわゆる大企業で働いている。
研究職なので基本的に好きなことを提案できる、
クリエイティブな仕事だ。
働き方も、自由。
どんなに短く働こうと、残業しようと、自由。
在宅勤務制度もある。
病弱な僕にはありがたい環境だ。

ただ、僕の職場は人が悪い。
どんどん人が別の部署に異動希望を出して出ていくし、
残っているまともな同僚も愚痴だらけ、
他の部署からも憐れまれる管理職が揃っている。

僕は今月も人に悩まされ、
でも年休は足りなくなってきているために
休みたくても休めず、
ずるずると心と足を引きずりながら、
昼前出社とかしてる。

今もやっと通勤電車のなかだ。
さっき駅のエスカレーターを上りながらいいことを考えた。

僕はフリーランスで働いていると思えばいいのではないか。
まじでフリーランスだったら、
提案になんて絶対行けないような企業に、
自分のアイディアを提案に行けている。
まじでフリーランスだったら、
絶対こんなに大胆には買えない機材をガバガバ買ってもらっている。
まじでフリーランスだったら、
こんな儲け出すの不可能だと思うくらい、
給料をもらえている。
フリーランスだから、
お客さんからお金をもらわないと評価されないし、
フリーランスだから、
この部署の人たちとは赤の他人で、
コワーキングスペースでたまたま隣になったおじさんたちだと思えばいいのではないか。

そう思ったら気が軽くなってきて、
周りへの感謝の気持ちすら出てきた。
こうやってネバネバ最悪な職場に居座り続けることは不健康かもしれないけれど、
他に移ったってどうせ嫌な人はいるだろうし、
そう思うと何度も何度も異動や転職を考えては考え直し、繰り返し居座ってしまう。