ちゃらちゃらしいや

先日、25年暮らした土地を、
野良犬のようにフラフラとさまよって、
懐かしいひとたちの家を見たり、
懐かしい道を歩いていたら、
「わたしらしさ」みたいなコップに、
水がぐんぐん汲まれた感じがあって、

あの頃の私だったらもっと、
映画っぽく、サブカルっぽく、
今、うまくいかないことや、
今、思い通りにいかないことを、
捉えて、アンニュイに、
やり過ごせたんじゃないかと、
ふと思った。

いま、というか、もうここ10年近く、
私にしてはすげーシブイ環境にいて、
私にしてはすげーまじめな環境にいて、
最初はぜんぶ「ネタでw」選択してたのに、
いつの間にか、
すげー真面目な顔して
すげー真面目な資料作って
すげー真面目におっさん説得して

ばっかみたい
ふざけろよ
ちゃらちゃらキラキラしてろよ

できることなら毎日アハハって海辺でテキーラ飲んでたい

異動がほぼ決まった
ちゃらちゃらやります

僕らはなんにだってなれる

職場が原因で適応障害を患って、
元の職場に復帰して、
そこでまた繰り返し苦しみながら、
それでもまだ居座るような人ってどれくらいいるのかな。

僕は職場が原因で適応障害を患って、
結果的に2年休職して、
本格復帰後、もう1年と少し経つけれど、
もう2, 3回、またダメになりそうだったし、
そのたび異動や転職を考えて人に相談したり足掻いたけど、
結局環境を変えるのがいつも怖くて、
あと、やりたい「こと」自体はここにあるから、
いつも動けずにいる。
バカなのかな。

僕らはまだまだなんにだってなれるはず。

自分の環境を捉え変えてみる

僕はいわゆる大企業で働いている。
研究職なので基本的に好きなことを提案できる、
クリエイティブな仕事だ。
働き方も、自由。
どんなに短く働こうと、残業しようと、自由。
在宅勤務制度もある。
病弱な僕にはありがたい環境だ。

ただ、僕の職場は人が悪い。
どんどん人が別の部署に異動希望を出して出ていくし、
残っているまともな同僚も愚痴だらけ、
他の部署からも憐れまれる管理職が揃っている。

僕は今月も人に悩まされ、
でも年休は足りなくなってきているために
休みたくても休めず、
ずるずると心と足を引きずりながら、
昼前出社とかしてる。

今もやっと通勤電車のなかだ。
さっき駅のエスカレーターを上りながらいいことを考えた。

僕はフリーランスで働いていると思えばいいのではないか。
まじでフリーランスだったら、
提案になんて絶対行けないような企業に、
自分のアイディアを提案に行けている。
まじでフリーランスだったら、
絶対こんなに大胆には買えない機材をガバガバ買ってもらっている。
まじでフリーランスだったら、
こんな儲け出すの不可能だと思うくらい、
給料をもらえている。
フリーランスだから、
お客さんからお金をもらわないと評価されないし、
フリーランスだから、
この部署の人たちとは赤の他人で、
コワーキングスペースでたまたま隣になったおじさんたちだと思えばいいのではないか。

そう思ったら気が軽くなってきて、
周りへの感謝の気持ちすら出てきた。
こうやってネバネバ最悪な職場に居座り続けることは不健康かもしれないけれど、
他に移ったってどうせ嫌な人はいるだろうし、
そう思うと何度も何度も異動や転職を考えては考え直し、繰り返し居座ってしまう。

やる気をなくすことを耳にしたら

ハイ、またエア認知行動療法します。

【いまどんな気持ち?】
やる気出てたのに萎えた100%
イライラ80%
がっかり95%
またか。失望100%

【何があった?】
異動希望出すことに決めた部署の冊子を見てしまって、あーみんなブイブイ言わせながら仕事してんなーって言うのを垣間見てしまって萎えた。

あとさっき、すげー嫌な話が職場で聴こえてきた。
昨日お客さんから僕の使ってるデバイスいいよねってメールが来てたもんで、調子に乗って、「先行していろいろ計測してるんで、御入り用の際は言ってね★」って返事したんだ。
んで、もうどうせこの会社で一生懸命やっても評価されないなら、せめてお客さんの役に立ちたいよってことで、お客さんのためにアプリを机の下で作ることに心を決めたんだ。
でも今朝職場についたら、メールのccに入ってたおっさんの声で、「そんな適当に作ったもの入れて後から困ったらどうするんですか」みたいな声が聴こえてきて、あーあ俺の話だなって分かる感じで、激萎えした。
過去にも俺、「そんな適当な仕事の仕方じゃ信用されないよ」みたいなこと言われて。(結局その性質を残しつつ、やり方を工夫することで評価高まったんだけど。)そのときの嫌な上司、いや上司とも呼びたくないくそじじいのことも思い出しちゃって今すげーやな感じ。あーあ。気持ち立て直して意気込んでても他人の一言で萎えちゃうとか。繊細かよ俺。まじで人間向いてねえ。

【反論】
僕のいいところは発想力。それは自他共に認められてるし、そこで評価もされたことあるし、お客さんにも「この人すごいですね、発想が!」と言われてる。
発想って、ポーンと飛び出るから始めは適当なこと言ってるかのように聴こえるけど実質直感当たってることのが多いし。
信じよう。自分を。
他人を信じて、むげにされたとか思うより、
自分が正しいと思うことをやろう。

【補足】
昔の記事で、我ながらいいこと書いてた。
http://tadasoconiiru.hatenablog.com/entry/2017/10/04/220037

とりあえず、この場所から立ち上がろう。

うじうじしても切り替えが早くなってきた

昨日の僕はとてもうじうじしていた。
でも今日は比較的元気に過ごせた。
昔なら昨日の今日じゃ絶対仕事休んでたと思う。

今度、似たようなことがあったときのために、
気持ちの切り替えの方法を残しておく。

昨日の僕がやったこと
①ブログに吐き出す
とにかく気持ちを吐き出すことが先決だと思ってる。気持ちを置いてきぼりにして、気持ちを切り替えようとしても、気持ち君は、存在を認めてもらえるまで、ごね続けるからね。

②ネットで質問する
自分から出てくる答えや、家族など普段相談している人から出てくる答えは、どうしたって偏る。僕は最近、ここ二週間くらい、気持ちが行き詰まったらネットに「こんなときおまいらどうする?」と質問するようにしている。もちろん、傷つけてくる人が少ないサイトを選んで。これが結構効き目がある。バーに行って店員さんに話聞いてもらうのと似た効果感じる。家族の負担も減るしね。

③アサーティブになる
上司に、嫌だったことを素直にメールした。気になっていることも全部書いた。管理職は部下に気持ちよく働いてもらうのが仕事だからな!勇気はいるし評価が落ちるのではないかと気にはなるが、スッキリするし、誤解があれば解いてもらえるし、素直になることは大事。実際、今朝謝罪の返事があり、来週面談することになった。

④次に向けたアクションを取る
前々から気になっていた部署の仲良くしてもらってる先輩に、そちらに異動希望を出すのはどうか、メールで相談した。比較的すぐに返事が来て、先方はウェルカムだった。僕は入社以来自分の置かれた部署に所属し続けることに固執していたが、初めて、異動希望を出すかもしれない。これは僕にとって大きな変化だった。

⑤好きなことをする
④までやったらなんとなく気分が落ち着いてきたので家族と好きなテレビを見て、寝た。夜、何度も目覚めたけど、ネガティブにはならなかった。


これらのことは元気がなかったときはきっとスムーズにやれなかった。波はあるけれどよくなってきた 証拠だ。情けないけど、小さな進歩を喜んで生きていく。

自分で認知行動療法

適応障害乗り越えたかも~、とか浮かれてたが、
そんなに人生は簡単じゃないし
そんなに人間は単純じゃない。

今期もやって参りました評価の時期。
今日今期の評価を聞く面談だったのだが、
前回に続き悪くてやる気メルトダウン
さらには来月から部長も課長も変わるらしく。

やってきました苦手な季節。
早々と早退してやった。

3年前に僕が適応障害になったのは、課長が変わってすぐのことだった。課長自体はそんなに悪い人ではなかったのだが、それまでにすでに背中に気づかないうちに藁を積みまくっていて、隣のチームへ僕が異動になり、課長が変わる、という、元気だったらなんてことのない変化が、僕の心をへし折った。

1年前に本格復帰してから人事的な変化はそこまで大きいものはなかったので、今回は久しぶりに環境が大きく変わる。部長が変われば部の方針も大きく変わる。説明をしなおさなければならないし、最悪、この1年積み重ねてきたものを潰される可能性もある。僕は今ちょっとしたパニックだ。

今日は他にも萎えることがあった。都合の悪いことに最近スマホがぶっ壊れて、愛用していた認知行動のアプリ(※)のデータもパーなので、ちょっとエア認知行動療法やってみる。
※大野先生の「こころのスキルアップトレーニング」ってやつ。AndroidiOSもアプリ出てます。人生初めて課金したのにスマホ変えてもアカウント引き継げないという…
http://www.cbtjp.net

【何が起きたのか】
・グループ全員召集掛かっている打ち合わせに僕だけスケジュールが入っていなかった。前にもこういうことが何度かあった。
・業績評価が下から2番目だった。
・今後どうしていく?と面談相手の上司に言われ、へらへらと、いやー、もう僕戦闘能力ないんで、これでいいっす、ほのぼのやってくっす、と僕は答えた。
・部長と課長が7月から変わると知らされた。しかも部長は知り合いで、僕とは指向が違うタイプ。

【その時どう思ったか】
・僕はそんなに存在感がないのだろうか
・僕はこのグループにいる意味はあるのだろうか
・評価が上がるように工夫をしたのに何にもならなかった。
・大したことしてないように見えるあいつやあいつは評価が良かったんだろうか。
・同期のあいつはあのプロジェクトに嫌々ながらも入っているから評価はいいんだろうな。
・また昇進が遅れるな。つーか後輩と昇進のための研修受けるの嫌だなー。
・プライドがあるとダサいので、プライドないふりして上司にはヘラヘラ答えてしまったが、それがまた課長とかに伝わって、余計戦力外扱いされるのだろうか。
・そもそも僕は元々結構仕事ができるほうで上司からも頼られている方だった。それが今じゃこのザマ。だせぇ。
・7月からあの人が部長か…憂鬱…
・もしまじで7月からの体制が悪かったら、会社辞めようかな…

【そのときの感情】
みじめ100%
くやしい100%
かなしい100%
孤独100%

【思考を裏付ける証拠】
・二度も三度も、僕だけ呼ばれない打ち合わせがあった。
・僕のやっている仕事や、僕の仕事の仕方は、この環境では評価されない。
・同期は期待されているプロジェクトに入っている。
・僕は2年のブランクのせいですでに同期とふたつ階級が離れている

【反論】
・打ち合わせ設定者から僕の席は離れているからこういうミスが起きたのかもしれない。
・それに僕は特にその打ち合わせに出たかったわけではない。
・僕は今、メインの業務はたしかに携わっていないが、僕の仕事に対して課長が「これは必要だから」と数百万の決裁を出してくれているので、不要・無意味とは思われていない。
・僕は確かに、この会社ではポンポン昇進できなかったが、代わりに、会社では得られなかった経験をしたし、病気をしたおかげであらたな興味も持てた。
・まだ完全に来月からの上司が確定したわけではないし、来月からの上司とうまくやれないと確定したわけではない。


【ワークを経て今の感情】
みじめ90%
くやしい80%
かなしい60%
孤独90%


エアもいいとこ。
虚しいな。
でも家族に当たるよりマシだ。

俺はラテン系になりたかった2018

カランカラン
「あら~、どよどよさん、いらっしゃ~い、久しぶりじゃなーい」
(カウンターに座りながら)
「ママー、久しぶりー」
「やっだー、ちょっとー、すっごい暗い顔~、何かあったの?」
「んー、ちょっとねー」
「まあまあ、のんびりしてってーや、ハイおしぼり」
「ありがとう~、ふぁー、ママのお店はほっとする~、シャンディガフちょうだい」
「はいはい、ハイこれね、私の実家で取れたアスパラ。あんまくって美味しいのよ~。塩で食べてね」
「うまそー!いただきまーっす。…んまーっ!あまーっ!」
「でしょうー、旬よ、旬」
(お箸でアスパラに塩をトントンしながら)
「ねぇママ、考えすぎな性格って、直せるかなぁ」
「なぁに急に。どよどよさんがいろいろ心配して気を利かせくれるから助かってる人もたーくさんいるんじゃない?」
「いやー、今月も生理来ちゃってさー」
「あらぁ。妊活がんばってるのねぇ」
「年も年だからさぁ。でさー、昨日生理来ちゃってすっごい落ち込んでたんだけど、今日、産休明けの同期に会っちゃって。産後初めて会うのに、動揺してベビーの名前すら聞かなかったわ」
「ねー、辛いやねぇ、そんなときにそんな人に会いたくないわねぇ」
「保育園希望のとこ入れたとか、ベビーは7時に寝るのが寝付きがよくていいとか、もー聞いてないよーって感じでさ、アハハ」
「アハハ」
「おまけに私の髪型見て、『ちょっとそれ髪の毛どうしたの?それパーマ?』とか言ってくるしさ。これおしゃれでやってんだけど!笑!ってゆー笑」
「えー似合ってるじゃないふわふわでー」
「ありがとママァ、そんなの言ってくれるのママだけだよー」
「あら、そーぉ?どよどよちゃんいっつも髪型かわいいわよ~、ハイ、シャンディガフ
「ありがとう~・ぐびぐびぐびプハーッ、ひぃ~沁みるわぁ~」
「もー良い顔して飲むんだからぁ笑」
「でもさぁ、妊娠しやすいひと!でぐぐるとさぁ、パッパラパーの方が妊娠しやすいのかなぁって、凹むのよねぇ」
「なぁにパッパラパーって笑」
「なんかー、細かいこと気にしないでおおらかでさ、ストレスがない生活してるってゆーか。そういう人は妊娠しやすいんだってさっ」
「あらー、そうなのー?初めて聞いたわ。どよどよちゃん繊細だもんねえ」
「そー私なんてさーやれ漢方がいいらしい、やれ鍼がいいらしい、やれお灸がいいらしい、って…試してばっかで。たまに漢方飲みながら旦那に『私ばっかやることいっぱいあって!男はいーよねただ気持ちよくなって出せば子供できんだから』って八つ当たりしちゃったりしちゃうもん」
「ひゃー旦那さんかわいそう~っ笑」
「ね、かわいそうだよねアハハ。でさ、私って仕事も頭使うじゃん?」
「お仕事なんだっけ、プログラマー?」
「そーそー、大体そー。すんごい頭使うんだよね、プログラミングしたり特許書いたり論文書いたり…でもさ漢方のおっさんが言うにはさぁ、頭使うと、腎ってやつを消耗するらしいのよ。で、腎ってやつは生命力とか生殖器も司ってるらしくて、腎を消耗しすぎると、妊娠しにくいらしいのよ」
「あら~そうなの?ていうかどよどよちゃん頭良いもんね~っ」
「うふふ占い師にもそう言われた」
「エーッ占いで頭いいかどうか分かるのぉ?私ぜったいおバカ判定されちゃう~爆笑」
「ママはおバカなふりしてみんなを和ませてくれてるだけで、人としては賢いよね」
「ヤダー、マジレスーッ」
「そーなんだよなぁー、すぐマジレスしちゃうしさぁ、小難しいんだよね私…」
「どよどよちゃんって普段ひとりでいるときから難しいこと考えてるの?」
「どうかなー?でも確かに仕事のこと調べたりややこしいこと考えてるかなぁ…もーヤダこんな性格ッ」
「うーん、でも私はどよどよちゃん素敵!って思うけどなぁ。好奇心もって調べて、人に分かりやすく伝えて…って、こども持ったら必要なことじゃない?どよどよちゃんみたいなママ、絶対楽しいと思うわよこども!」
「そうかなぁ~。ありがとねママ、話聞いてもらってたら少し元気出てきた!つくねちょうだい!」


ってな感じで。
やっぱつくねっすよね。